島ラッキョウの会

石橋桂子

2012年10月16日 18:30

うれしいニュースがあった。

今月の初めから参加しているご夫婦、Gさんの奥さまからの話です。

   お店の窓ガラスに「島ラッキョウの皮むきの仕事があります」という
   手書きの広告を見て、立ち寄ってくれたのですが、
   ご主人がうつ状態で、家から出ないし、動こうとしないので、
   一緒にやってみようかと思うのだが・・・・とのことだった。

   ダメもとでもいいから、はじめてみようか!
   約2週間がたち「お父さんが、2階にも移動するようになったよ」
   今日は「一人でも、剥くようになったよ!」 との報告。パチパチ

   「ある意味では、おくさんの生きがいでもあるんじゃなぁい?」
   「何言ってんの、生きがいなんかじゃないよぉ。
     ストレスをためないように、踊りに行ったり、三線をならいにいったり
      いろいろ工夫をしているんだよ」

  賢い奥様だなぁ・・・ご主人は宝物に恵まれている!と感動してしまった。

シニアの会、みんなのちから、両方ともに就職困難者のために(もちろん、私も含めてだが)
門戸を広げているのだが、なかなか思うようにはいかない。

働きたいとはいうものの、やっとこさ、何とかなってきたかな?と思う頃になると、
「今日で止めましょうね」とくるのだ。
こっちの迷惑なんか、おかまいなしで・・・・・

こんなことの連続で、何度涙をのんだことか計り知れないのである。
その「今日でやめましょうね」の理由が、必ずと言っていいほど、家族によるものが多い。
夫がいやがるから・・・
息子が、娘が・・・・
一人として、自分がこんな風に思うからとか、思ったからやめたいという人がいないのである。

  明日にも、夫とは別れたい!ぐらいの勢いで面接した人たちがである。

わたしは最近、奥様達に「どうぞ、ご主人と仲良く!」ということにしているし、
実際の話、これが老後を健やかに暮らす最良の方法と思うから!

こんな中で、Gさん夫婦の小さな出来事は、本当に、本当にうれしい!!